仕事や家事の合間のちょっと一息という時に、コーヒーを飲む人は多いと思います。
朝目覚めの一杯、ちょっと休憩、お昼の食後と、気が付くと一日に数杯飲んでいるという人も少なくはないでしょう。
ただし、コーヒーの飲み過ぎによって頭痛などの症状を訴える人も多いです。
カフェインの摂取が大きく関与しているようですが、危険な状態に陥ることもあるため、そのリスクを知っておく必要があるようです。
そこで・・・コーヒーの飲み過ぎで頭痛が起こる理由や、その他の症状、危険性ついてご紹介します。
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目次
コーヒーの飲み過ぎで頭痛が起こるのはなぜ?
そもそも、頭痛が起こるシチュエーションというのは様々ありますね。
緊張状態が続いたり、過度のストレスを受けているときなどは頭痛が起きやすい状況といえます。
コーヒーの飲み過ぎで頭痛が起こる場合は、カフェインの影響によるものであることがほとんどです。
カフェインには血管を収縮させる作用があるため、コーヒーを飲むことで血流が悪くなり、脳への血流が十分に確保できなくなります。
すると、頭痛を発することがあります。
一度に大量にコーヒーを飲むと 「急性カフェイン中毒」に、また、継続的にたくさん飲んでいると 「慢性カフェイン中毒」になる可能性があります。
急性カフェイン中毒の場合は、コーヒーを飲んだあと頭痛や吐き気といった症状が出ます。
慢性カフェイン中毒になると、コーヒーを飲んでいないと頭痛などを催すことになります。
慢性中毒はひどくなってしまうと、動悸、イライラ、落ち着きがないといった症状に変わることもあるので、早めの治療が必要です。
コーヒーの飲み過ぎで頭痛に伴う症状は?
コーヒーの飲み過ぎで頭痛が起こる場合、他の症状として、 吐き気、だるさ、微熱などを伴うことがあります。
胃痛や下痢といった、消化器官にも影響が出ることがあります。
悪化すると、動悸、息切れ、イライラ、手の痺れや震え、集中力の欠如といった精神的な症状にも及ぶことがあります。
一時的に飲み過ぎてしまった場合は、その後しばらくコーヒーを控えるようにすれば、頭痛などの症状が出ることもないでしょう。
コーヒーに依存傾向が見られる場合は、少しずつ摂取量を減らしていくようにします。
1日の許容量というのは体質によっても異なりますが、3~4杯にとどめておきたいですね。
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コーヒーの飲み過ぎで病気になる可能性は?
コーヒーはダイエットや美容にもよい効果もあるため、つい飲みすぎてしまう人もいます。
また、片頭痛を持っている人は、その対処法として飲むこともありますね。
ただし、コーヒーを飲み過ぎてしまえば、他の病気の原因になる可能性があるとことも理解しておきましょう。
カフェイン中毒やコーヒー依存症による頭痛の他にも、砂糖やミルクをたくさん入れて飲む人の場合は糖尿病や 肥満の原因になることもあります。
食後のコーヒーが癖になっている人は、胃酸過多による胃痛、胸焼けなども起こしやすいです。
また、カフェインには覚醒効果がありますので、寝る前に飲んでしまうと睡眠障害を起こすこともあります。
カフェイン中毒がひどくなれば、 胃潰瘍、胃がん、心臓病といった生死にかかわる病気を引き起こすこともあるといわれています。
飲み過ぎていると自覚している人は、少し減らす努力が必要かもしれませんね。
コーヒーを飲むと片頭痛が緩和することもある?
コーヒーに含まれるカフェインには、血管の拡張を抑えるという働きがあります。
片頭痛は普通の頭痛とは異なり、脳の末梢血管が拡張して起こります。
そのため、片頭痛の時にはコーヒーを飲むことで、一時的に症状を緩和させる効果があります。
ただし、カフェインが抜けてから痛みが再発し、場合によっては痛みが増大することもあります。
片頭痛の治療で飲む場合にも、摂取の仕方には注意が必要です。
コーヒーの飲み過ぎによる頭痛についてご紹介しました。
1日に6~7杯飲むのが日課になっている人もいますので、少し控えた方がよいでしょう。
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