中華料理によく使われているにんにくの芽。
シャキシャキとした歯応えも魅力の1つで、炒め物などに重宝しますね。
実は緑黄色野菜のひとつに含まれるため、栄養成分もとても豊富です。
根の部分もスタミナ料理によく使われるほど滋養強壮に優れていますので、にんにくの芽の持つ健康維持効果も期待できそうですね。
そこで・・・にんにくの芽の栄養や効果、効能、カロリーについてご説明します!
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目次
にんにくの芽の主な栄養成分とカロリーは?
にんにくの芽というと、馴染みがないという人も多いかもしれませんね。
普段、薬味などとして利用されている「にんにくの花茎」の部分をいいます。
『茎にんにく』と呼ばれることもあります。
基本的な栄養成分としては、根の部分とほとんど同じです。
食物繊維や独特の臭いの元である アリシンなども含まれています。
ただし、にんにくの芽の部分は緑黄色野菜にあたるため、β-カロテン、葉酸、ビタミンCなども豊富に含まれています。
カロリーは可食部100gあたり約45kcalです。
根の部分と比べるとカロリーが1/3程度になるため、ヘルシーな食材といえます。
にんにくの芽の効果・効能は?
にんにくの芽に含まれる栄養素として、最も多いのはβ-カロテンです。
β-カロテンは主に緑黄色野菜に含まれる栄養素で、強い抗酸化作用を持っています。
体内で大量に増える活性酸素を抑制する力を持つため、体の内外でアンチエイジング(若返り)効果があるといわれています。
体内では、動脈硬化や発ガンなどを抑える効能を持ち、その他、肥満などをはじめとする 生活習慣病の予防効果を持っています。
また、体外では加齢とともに増えるシミ、シワ、たるみなどを改善する働きがあり、女性には嬉しい作用ですね。
さらに、β-カロテンは体内に入るとビタミンAに変換されるという特徴を持っています。
したがって、皮膚や粘膜を保護して免疫力を強化し、風邪やインフルエンザなどの感染症予防などにも効能を持っています。
にんにくの芽に含まれる独特の臭いの元であるアリシンは、ビタミンB1とともに摂取すると滋養強壮や疲労回復に高い効果を発揮します。
前述した抗酸化作用や殺菌作用なども兼ね備えているため、老化防止はもちろん、免疫力の向上にも繋がります。
食物繊維も豊富で、特にデトックス効果が高い「不溶性食物繊維」が多く含まれます。
不溶性食物繊維は腸内環境を改善してくれる働きが強いため、老廃物を絡め取って体外に排出し、 便秘を解消する力に長けています。
すると、腸内に溜まりやすいガスや毒素が毛穴から放出されるのを防ぐことができるため、ニキビや肌荒れを防ぎ、自然に美容効果も高まっていきます。
したがって、にんにくの芽は健康維持にも美容にも優れた効能を持つ優良食材といえます。
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にんにくの芽の栄養と妊婦さんとの相性は?
にんにくの芽には、葉酸が豊富含まれています。
妊娠前から妊娠中、授乳中には、葉酸が通常時より多く必要とされているので、妊婦さんとの相性もいいといえます。
特に、妊娠初期に葉酸不足に陥ると、胎児の細胞分裂に影響を与え、神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなるといわれています。
先天性の「二分脊椎症」などを発症しないためにも積極的に摂取したい栄養素です。
また、にんにくの芽には疲労回復にも効果的ですので、疲れが溜まりやすい妊娠期間中のスタミナ補給にもなりますね。
ただし、根の部分ほどではありませんが、独特の匂いもあります。
つわりなどで、妊婦さんは体調がすぐれないことも多いため、食べにくいと思ったら無理をする必要はありません。
行者にんにくの主な栄養成分と効果・効能!名前の由来は?
にんにくの芽の美味しい食べ方は?
油との相性がよいので、炒め物にする食べ方がおすすめです。
中華料理では、お肉と一緒に炒めて調理されていることがよくあります。
栄養面とのバランスからも豚肉との相性が抜群です。
生姜焼きや野菜炒めなどのいつもの料理にプラスするだけで、美味しく食べることができますね。
他には、ニンジンなどの他の野菜と合わせて肉巻きにしても美味しいですし、かき揚げなどにも利用できます。
馴染みのない野菜だからと特別構えることなく、いろんな料理に活用できます。
にんにくの芽の旬の時期は5月下旬~6月頃ですが、今では冷凍食品などもあり1年中食べることができます。
まだ食べたことがないという方はぜひ食べてみてくださいね。
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