お子さんが小学校に入学したり、学年を進級したりして落ち着いた頃には、多くの学校で家庭訪問が実施されます。
その目的としては、家庭の様子をうかがうと同時に、家の周辺環境などを把握しておくことにあります。
先生を自宅に迎えるということで、掃除やお茶の支度などが気になりますが、家庭訪問には学校によっても様々なルールがあるようです。
前もって日時なども決まっていますので、最低限のマナーは把握しておきたいですね。
そこで・・・小学校の家庭訪問における一般的なマナーについてご紹介します!
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目次
小学校の家庭訪問のマナー・話す部屋や座る位置は?
多くの小学校で行われる家庭訪問ですが、大抵は一家庭あたり 10~15分程度の時間で済まされます。
そのため、最近は玄関先でお話をして済ませるという先生も多いようです。
それでも先生がご来訪された際には「お上がりください」と家の中へお招きするのがマナーの1つです。
もし先生が家に上がってお話をされる場合は、 応接間や座敷、最低でもリビングルームなどの部屋を利用しましょう。
座る位置も気になりますが、リビングでお話をする場合は出入り口から一番遠い椅子が上座となります。
ただし、先生が座った場所からキッチンや物置など、お客様の目に触れたくない場所があれば、別の位置にお座りいただくようにしてもよいですね。
座敷など来客用の和室でお話する場合も、出入り口から見て奥の席が上座になります。
床の間がある場合はそちら側が上座にあたりますので、先生にお座りいただくのがマナーとなります。
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小学校の家庭訪問のマナー・玄関で話す場合はお掃除を!
最近では、家庭訪問の際はほとんど玄関先でお話をして済ませるようになってきています。
小学校からの日程のお知らせ等でも「お話は玄関先で」と伝えられるケースが多いですね。
そういった場合でも、先生とお話する時間は15分程度ありますので、座っていただけるように床の掃除などはしっかり済ませておくのもマナーです。
下駄箱から異臭がするといったことがないよう、芳香剤などを置くようにするのも重要です。
また、先生に座っていただく場合は、座布団などを用意しておくとよいですね。
もし先生が「立ち話で」という場合には、親御さんも立ったままで会話することになります。
先生にお茶やお茶菓子を出すタイミングは?
家庭訪問のマナーとして、お茶やお茶菓子を出すべきかどうかを悩む親御さんは多いようですね。
基本的に、お茶やお菓子については辞退される先生が多いです。
こちらも小学校から前もって連絡されていることが多いと思います。
理由としては、先生が1日に数件回る必要があることや、各家庭での滞在時間が短いということもあります。
とはいえ、「何のおもてなしもしないのは心苦しい」と思われる親御さんも多いと思います。
その場合は、先生が席に着くタイミングで、最初にお茶をお出しするようにします。
この時にお茶菓子を出すことは構いませんが、ほとんどの先生は手を付けないようです。
小学校内でのルールとされている場合もありますので、お茶だけ飲まれるという程度がほとんどですね。
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状況によりスリッパ、おしぼり、手土産なども必要?
部屋に上がってお話をする場合はスリッパを用意しておきましょう。
家庭によってはスリッパを履く習慣がない場合もありますが、来客時にスリッパを出すことは一般的なマナーになります。
家庭訪問はゴールデンウイーク明けの5月くらいに行われることが多いです。
ただし、最近は両親ともに仕事を持つ家庭も多いため、夏休みなどの長期休暇中に行われることもあるようです。
日によっては暑く、外を歩き回るのは大変ですので、おしぼりを用意しておくと喜ばれるかもしれません。
お茶やお茶菓子には手を付けない先生も多いですが、何らかの形でおもてなしの気持ちを表したい場合は、小さなお菓子などを手土産として渡してもよいでしょう。
ただし、こちらも遠慮される場合が多いので、気分を害さないようにしてください。
お子さんが通う小学校で禁じられている場合、先生もお断りするしかありませんので、その点は配慮するのも大人としてのマナーの1つではないでしょうか…。
いずれにしても、多少失礼があったとしてもお子さんの成績や今後の対応に影響することはありません。
肩の力を抜いて先生と気楽にお話できれば、それがベストかもしれませんね。
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