暑中見舞いとは、梅雨が明けた7月中旬頃から立秋(8月7日頃)までの、暑さ厳しき折に出す挨拶状のことです。
最も重要視されるのは、日頃お世話になっている方々へご健康のお伺いをすることですね。
例えば、離れて暮らす両親、会社の上司、ビジネス上の取引先の方、親戚、友人などが対象になります。
また、年賀状ほど改まった挨拶状ばかりではなく、結婚、出産、転勤、転業など、様々なお知らせを兼ねることも可能です。
そのような大きな報告はなくても、 「変わらず元気にしている」という趣旨の近況を伝える一言を添えておくのもよいでしょう。
そこで・・・暑中見舞いの書き方や例文集をご紹介します。
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目次
暑中見舞いの例文・会社の上司へ
会社の上司などへ暑中見舞いを出す際は、そのご家族も意識した文章にすることが大切です。
特に夏休みを取られている場合は、失礼のない範囲で雑談を交えるのもよいでしょう。
【上司への例文:1】
暑中お見舞い申し上げます
今年は例年に比べ格別な炎暑となりましたが、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
夏休みは軽井沢の涼しい別荘にご滞在の由、心身ともにリラックスされ、日頃の激務のお疲れを癒されたことと存じます。
私の方はまだこちらの部署に慣れない点も多いですが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
しばらくこの暑さが続くようですが、皆様くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
平成〇〇年 盛夏
【上司への例文:2】
暑中お伺い申し上げます
連日厳しい暑さが続きますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
私は一足先に夏休みをいただき、地元の沖縄にてゆっくりした時間を過ごしています。
会社に戻り次第、また新たな気持ちで精進させていただきます。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、くれぐれもご自愛専一にてご精励ください。
平成〇〇年 盛夏
基本的に、目上の人に対しては「暑中お伺い申し上げます」という表現の方が、失礼に当たらず無難ですね。
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暑中見舞いの例文・ビジネス上の取引先の方へ
ここでは、日頃お付き合いのあるビジネス上の取引先への例文をご紹介します。
個人への場合は雑談を交えることも可能ですが、会社宛にする場合は必要最小限のご挨拶で構いません。
【ビジネス例文1:取引先の個人の方へ】
暑中お見舞い申し上げます
暑さ厳しき折、〇〇様にはますますご健勝のことと存じます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
今後ともいっそうのご支援のほどをよろしくお願いします。
時節柄、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
平成〇〇年 盛夏
【ビジネス例文2:会社宛に】
暑中お見舞い申し上げます
酷暑の候、貴社におかれましてはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご厚誼を賜り厚く御礼申し上げます。
引き続きいっそうのお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成〇〇年 盛夏
会社宛の暑中見舞いでは、健康を気遣う言葉を省略する代わりに、しっかりと「 今後のお付き合いをお願いする文章」を入れておきましょう。
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暑中見舞いの例文・親戚の方へ
親戚宛の暑中見舞いでは、雑談を交えるのも構いませんし、定型文のみの文章でも問題ありません。
一言印象に残る挨拶を入れておくと好感も持てますね。
【親戚への例文:1】
暑中お見舞い申し上げます
梅雨が明けて猛暑が続いておりますが、皆様お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。
こちらはおかげさまで暑さにも負けず、家族一同元気に過ごしています。
また、息子の〇〇もようやく小学生となり、お友達と一緒に初めての夏休みを満喫しているようです。
暑さもこれからが本番とのこと。皆様にはくれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
平成〇〇年 盛夏
【親戚への例文:2】
暑中お見舞い申し上げます
例年にない暑さとなりましたが、ご家族様もお元気でしょうか。
おかげさまで私たち家族は皆夏バテもせず、元気に暮らしています。
△△は連日のクラブ活動で真っ黒に日焼けしているんですよ。
お盆には一週間ほど帰省できそうなのですが、ご都合はいかがでしょうか。
まだまだ盆明けまで酷暑が続くようです。
どうかお身体に気を付けて。
平成〇〇年 盛夏
暑中見舞いの例文・友人へ
友人の場合になると話しやすいことも多くなりますので、ある程度 自由な書き方も許されるでしょう。
親友なのに離れて会える機会が少ない場合は、しっかり近況報告しておきたいですね。
【友人への例文:1】
暑中お見舞い申し上げます
梅雨が明けた早々から真夏日が続きますが、皆様お元気ですか。
毎日お子さんと夏休みを楽しそうに過ごす△△さんの姿が目に浮かびます。
あいにくこの夏は来年受験を控えた長男の塾通いのため、実家に戻れそうにありません。
積もる話はお正月休みまでとっておきますので、楽しみにしています。
ご家族の皆様にもどうぞよろしく。
平成〇〇年 7月
【友人への例文:2】
暑中お見舞い申し上げます
今年の夏は、例年になく天候不順で蒸し暑い日の連続ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
おかげさまで私たちは皆元気で、それぞれの夏を楽しんでいます。
私たちは夫婦でドライブと温泉旅行、娘はスイミングスクール、息子はしばらく母の所に泊まっています。
八月に入ると全国的に猛暑続きということなので、どうか身体を大切にね。
旦那様にもよろしくお伝えください。
平成〇〇年 7月
いかがでしたか?
基本的には「相手の安否の確認」「自分の近況報告」、そして結びに「相手の健康を気遣う言葉」が入っていれば、大きな問題はありません。
あまり暑中見舞いを出したことがないという方も、今年の夏は日頃お世話になっている人へ出してみましょう!
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