ちくわと ちくわぶといえば、おでんで人気の具材ですよね。
どちらも味が染み安く、好きな人も多いと思います。
真ん中に穴が開いているという共通点がありますが、食感はかなりの違いがあります。
違うものだというのはわかっている人が多いと思いますが、どう違うのかと考えてみると意外と曖昧な方も多いかもしれませんね。
そこで・・・ちくわとちくわぶの違いを改めてご説明します!
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目次
ちくわとは?名前の由来、原料、製造法は?
ちくわは、スケソウダラなどタラ類やサメ類などの 白身魚のすり身、でんぷん、卵白などが原料になっています。
材料を合わせて練ったものを、竹製や金属製の太い串に巻き付け、蒸したり焼いたりして加工した魚肉練り製品です。
もともとは、魚肉練り製品の「蒲鉾」の種類の1つです。
板の上で生成した「板蒲鉾」のように、筒状のものは 「竹輪蒲鉾」と呼ばれるようになったのが始まりといわれています。
切り口が竹のように見えることから「竹輪」と名付けられました。
ちなみに、中央部に濃い焼き色が付き、端が白いのは「生ちくわ」。
ちょっとした違いですが、ボタン状のふくらみに焦げ目のような色が付いたものを「焼きちくわ」といいます。
生といっても火を通していないわけではなく、主にキュウリやチーズなどと一緒にそのまま食べられると意味で「生食用」であることを指しています。
焼きちくわは、主におでんや煮物に用いられており、「加熱用」という意味合いが強くなっている食材です。
ちくわぶとは?ちくわとの違いは?
ちくわぶは、 小麦粉に少量の塩と水を加えて練り上げた生地を、金属製の菅などに巻き付けて茹でたものです。
魚肉は使わず、小麦粉で作られているという違いがありますね。
漢字では、形を似せていることから「竹輪麩」と書きますが、厳密には「麩」とも違いがあります。
麩は小麦粉からでんぷんを取り除いた グルテンを主原料にしていますが、ちくわぶは小麦粉そのものを使っていますからね。
味が染みやすく、なんともいえない食感が人気の理由ですね。
ちくわとちくわぶのカロリーの違いは?
生ちくわは、1本当たりおよそ30gで 36kcal。
焼ちくわは1本およそ90gで 109kcalです。
ちくわぶは1本80gで137kcalです。
100g当たりにして比べると、ちくわは約120kcaで、ちくわぶの170kcalよりも50kcalほど少ないようです。
ちくわぶは、原料が小麦粉ですからカロリーが高いのは避けられません。
糖質も高いのでダイエット中には不向きな食材ということがいえそうです。
ちくわぶは西日本では食べない?
ちくわぶという食材は、もともと関東地方の一部で 「ちくわの代用品」として用いられていたものです。
ですから、西日本では存在すら知らないという人も多いです。
全国的には45%くらいの人が認知して食べてきたようです。
魚肉を使っていないので、価格も安価に設定していますが、食べ過ぎてしまうと太る原因に繋がるようです。
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