日本では、夏から秋にかけて度々 台風が接近・上陸します。

 

最近では、幅広い地域に甚大な災害をもたらす危険性があるため、決して侮ることはできません。

 

ところで、ニュースなどを見ていると台風が熱帯低気圧温帯低気圧に変わったりすることがありますよね…。

 

変化しても尚リスクは残っていますが、なぜ名前が変わるのか不思議に思う人も多いと思います。

 

そこで・・・台風・熱帯低気圧・温帯低気圧の違いについて説明します!

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台風とは?気象庁の定義では?

台風の定義は、 気象庁によってしっかり定められています。

 

北西太平洋に存在する熱帯低気圧の内、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)まで成長したものを呼んでいます。

 

したがって、発生した場所や風速などで名前に違いが出てきます。

 

台風といえば強風域や暴風域を伴い、強い雨や風を引き起こすことが多くなっています。

 

ちなみに熱帯低気圧の内・・・・

・最大風速17.2m/s以上で北インド洋と南太平洋にあるものは 「サイクロン」
・最大風速32.7m/s以上で北大西洋と北東太平洋にあるものは 「ハリケーン」

と呼ばれています。

 

ただし、地理的な違いを考慮すると、サイクロンが台風と呼ばれるように移動することもあります。

 

2006年に北東太平洋で発生したハリケーンが台風12号に変わったという事例もあります。
 

 

熱帯低気圧とは?

そもそも 低気圧というのは何なのかというと、名前の通り周囲より気圧の低い部分のことを呼んでいます。

 

周囲より低ければ低気圧になるため、高気圧の中に低気圧が発生することもあります。

 

また、低気圧は一般的に雲を伴っていて、雨や風をもたらす特徴を持っています。

 

 

熱帯低気圧とは、熱帯から亜熱帯の海洋上で発生する低気圧のことで、日本などに甚大な被害をもたらす台風の前段階といえます。

 

ただし、基本的には熱帯的な現象を呼んでおり、必ずしも熱帯・亜熱帯で発生した低気圧のすべてを呼んでいる訳ではありません。

 

低気圧というと前線を思い浮かべる人も多いと思いますが、南の温かい空気で構成されるため渦状の形をしたり、中心付近に 「目」と呼ばれる雲のない部分が存在します。

 

前線を持っていないというのは、温帯低気圧との1番の違いだといえます。
 

 

温帯低気圧とは?

赤道からの暖気と北極、南極からの寒気が接触しやすい 中緯度の地域で発生します。

 

上昇しながら北上する暖気と、下降しながら南下する寒気の渦の中心が上昇気流となり、発生するメカニズムを持っています。

 

温暖前線と寒冷前線を伴っているのが、熱帯低気圧との主な違いです。

 

台風の勢力が落ちる場合も温帯低気圧に変化することが多く、暴風や雨などの勢いも次第に衰えていきます。


 

台風から温帯低気圧などに変わる理由は?

熱帯低気圧は 赤道付近の海上で発生しやすく、発達して風速17m/sを超えると台風と呼びます。

 

台風となってからは中心気圧が下がり、勢力が徐々に強くなっていきます。

 

暖かい海面からの水蒸気がエネルギー源となっているのです。

 

中心気圧がどんどん下がるため、風速も強くなっていきます。

 

 

また、北上するに伴い風速は徐々に弱まる傾向にありますが、強い風の範囲は広がっていきます。

 

日本付近に来ると海面温度が熱帯よりも下がるので、水蒸気のパワーが減ってしまうのです。

 

風速が下がって熱帯低気圧に戻ったり、北からの寒気の影響を受けて温帯低気圧に変わっていきます。

 

風速のピークは過ぎていますが、風の範囲は広がっているため注意を怠ることはできません。

 

総括すると、台風は低気圧域内の最大風速が約17m/sに発達した熱帯低気圧のことで、成長段階や勢力が衰えた場合でも前線を持たないことが温帯低気圧との違いになります。

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