ある程度の大きさの冷蔵庫には、 冷蔵室と 野菜室がありますよね。
わざわざ分けて作られているので、この両者には何らかの違いがありそうですが、はっきり知っているという方は意外と少ないかもしれませんね。
また、最近ではチルド室などもあって、食品を賢く保存できるようになっています。
ドアポケットなどにマヨネーズなどの調味料を入れられるようになっているのも、その特徴を活かした理由があるようです。
そこで・・・冷蔵庫の冷蔵室と野菜室の特徴の違いについてご説明します!
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目次
冷蔵庫の冷蔵室と野菜室の違い・温度や湿度は?
冷蔵室と野菜室の違いは、ズバリ設定温度や湿度によるものです。
メーカーや機種ごとの設定によっても異なりますが、大体「冷蔵室:0~5℃」「野菜室:5~10℃」といわれています。
ちなみに、チルド室やパーシャル室は-3~2℃、冷凍室は-20~-16℃ほどです。
また、下記のようにそれぞれ湿度にも違いがあります。
・野菜室:20~30%
さらに、最近では高湿度機能を備えた製品もありますが、そういうものですと60~90%まで湿度が上がります。
野菜は乾燥に弱いものも多いので、野菜室の湿度はやや高めに設定されているのです。
冷蔵庫の冷蔵室と野菜室の違い・保存できる食材は?
野菜室には、基本的に野菜や果物を入れましょう。
新聞紙やビニール袋などに包んで入れると、乾燥を避けられるためさらに長持ちします。
ただし、ものによっては常温保存のほうが向いているものもありますので、食材の性質の違いを知っておくことが大切になります。
他には、 チョコレート、ワインの保存などにもおすすめの温度と湿度です。
冷蔵室に余裕がないという場合は、米や調味料、ドリンクの保存も可能になります。
また、肉や魚は鮮度を保つためにチルド室やパーシャル室に入れておくのがおすすめです。
冷凍すると質が落ちてしまいますが、0度近くであれば質を落とさず比較的長期保存できます。
パーシャル室ですと1週間ほど保存可能なものもありますよ。
その他、チーズ、バターなどの乳製品やキムチなどの発酵食品、練り製品などは チルド室での保存が向いています。
さらに、もやしは他の野菜と違い、湿気に弱いのでチルド室に入れるのが得策です。
冷蔵庫に入れるのはそれ以外のものになるので、作り置きしたおかず、デザート、卵などになります。
賞味期限の違いもありますが、基本的にはすぐに食べるものを保存するようにして下さい。
マヨネーズなどの調味料をドアポケットに入れる理由は?
ドアポケットは冷蔵室の奥より温度が高めで、 6~9℃になっています。
マヨネーズは冷え過ぎない場所で保管したいので、直接冷気の当たらないドアポケットがおすすめです。
要冷蔵のめんつゆ、ポン酢、ドレッシング、ケチャップの類も立てて入れることもできますし、取り出しやすいように設計されています。
特にマヨネーズは0℃以下になると分離してしまうので、チルド室やパーシャル室には入れないようにしてくださいね。
冷蔵室と野菜室に保存するものの違いがわかったら、今一度ご自宅の冷蔵庫を覗いてみましょう!
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