日本の暦の中で縁起の悪い日といえば、六曜(六輝)の 「仏滅」をイメージする人が圧倒的に多いと思います。
同じく、正午のみを吉とする「赤口」なども大凶の日として知られていますが、その他にも選日(せんじつ)の1つとされる「不成就日」という日もあります。
縁起が悪いといっても、特定の分野のみによくないという日など様々ですが、この不成就日とは一体どんな意味を持つ日なのでしょうか…。
普段は六曜以外のことはあまり気にしなくても、結婚や就職、引越しなどを控えている人は神経質になって気にしたりするものです。
「何に関して縁起が悪いのか?」を知っておくだけでも、物事を始める時の目安になりますよね…。
そこで・・・不成就日の読み方や意味、2018年の日程、やってはいけないことなどをご紹介します!
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目次
不成就日の読み方と意味は?
不成就日とは、縁起の良い意味で使われることの多い 「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち))」と同じ選日(せんじつ)の1つです。
読み方は「ふじょうじゅび」もしくは「ふじょうじゅにち」とされ、その意味は「何をやっても成就しない日」とされる非常に縁起の悪い日を指しています。
「不成就日」という漢字からも連想されるように、つまりは「何をどうやっても凶」として扱われる大凶日といえます。
1年を通して、人が生きていく上で様々な行事・イベントなどが行われますが、結婚、就職、転勤などをはじめ、全てのことに向いていない日と考えておくとよいでしょう。
ただし、科学的根拠のない六曜や選日をあくまでも信じるならば・・・といっておきます。
一粒万倍日の意味!2018年の日程は?
2018年の不成就日の日程!
不成就日はかなり縁起が悪いということがお分かりいただけたと思いますが、実は 8日に一度はやってくるため、何かをはじめようとする時、意外とよくぶつかることが多いのです。
仏滅は6日に一度ですから、比較しても大きく差があるともいいにくい程巡ってきます。
2018年の不成就日の日程は以下の通りです。
1月:7日(日) 15日(月) 22日(月) 30日(火)
2月:7日(水) 15日(木) 18日(日) 26日(月)
3月:6日(火) 14日(水) 8日(日) 26日(月)
4月:3日(火) 11日(水) 16日(月) 24日(火)
5月:2日(水) 10日(木) 18日(金) 26日(土)
6月:3日(日) 11日(月) 18日(月) 26日(火)
7月:4日(水) 12日(木) 18日(水) 26日(木)
8月:3日(金) 13日(月) 21日(火) 29日(水)
9月:6日(木) 11日(木) 19日(水) 27日(木)
10月:5日(金) 9日(火) 17日(水) 25日(木)
11月:2日(金) 11日(日) 19日(月) 27日(火)
12月:5日(水) 11日(火) 19日(水) 27日(木)
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さらに、「寅の日」という縁起の悪い日が重なることもあります。
「寅の日」を説明しておくと、「虎は一瞬で千里を行って千里を帰る」ということから、旅行や宝くじの購入などにはよい日とされています。
ただし、結婚や葬儀には不向きな日です。
「結婚してもすぐ戻ってきてしまう(離婚)」「死者が成仏できずに戻ってきてしまう」という意味になってしまうからです。
2018年に不成就日と「寅の日」が重なるのは・・・
6月3日(日) 9月19日(水)10月25日(木)
となっています。
また、2018年に不成就日と仏滅が重なる日はありませんので、少しは気が楽になりますね…???
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不成就日にやってはいけないことは?
不成就日には、結婚、引越し、旅行、仕事の契約、芸事はじめ、開店、子どもの命名、ペットを飼い始めるなどの他にも、様々なことを始めるのに 縁起が悪いといわれています。
「何をするにも成就しない大凶日」ですから、全てがやってはいけないことに該当するのは当然ですが…。
したがって、もともと占いのようなものを信じる傾向のある方は、避けておいた方がのちのち後悔するより無難ですね。
とはいえ、どうしてもこの日に何かを始めなくてはいけないということもありますよね。
その場合は、あらかじめ神社に参拝に出向き、大難から守ってもらうようにお願いすると良いそうです。(ただし、気休め程度にしかならないかもしれませんね)
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