フォアグラ 栄養

キャビア、トリュフと並ぶ世界三大珍味のひとつとされる高級食材・ フォアグラ

 

こってりとして濃厚な味わいにより、栄養価だけでなく、いかにもカロリーが高そうなイメージが強いですね。

 

フランス料理のコースなどで出てくるので、普段からよく食べるという人も少ないとは思いますが、フォアグラにはどんな栄養素が含まれているでしょうか…。

 

また、私たちの体の健康維持や美容などに大きく影響を与えるような効果・効能を持っているのでしょうか…。

 

食べ過ぎると太る原因になったり、体によくないような感じがしないでもありませんね。

 

そこで・・・フォアグラの持つ主な栄養素・効果・効能・カロリーなどについてご説明します!

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目次

フォアグラの主な栄養素と気になるカロリーは?

そもそも、「フォアグラとは何か?」をはっきり存じでしょうか…。

 

フォアはフランス語で「肝臓」、グラは「脂肪」を意味する言葉です。

 

フォアグラは、カモやガチョウに餌を大量に与え、強制的に太らせることで肝臓を肥大化させたものです。

 

つまり、「脂肪肝」となったカモやガチョウの肝臓を食べていることになります。

 

 

そうと知ってしまうといかにも体に悪そうですが、優れた栄養成分も含まれています。

 

フォアグラのほとんどは脂質ですが、オリーブオイルなどと同じ不飽和脂肪酸の オレイン酸ですので、体によい脂質ということになります。

 

他にも、ビタミンA、B群、C、D、Eといったビタミン類や、カリウム、カルシウム、ナトリウム、リン、亜鉛、鉄、銅などのミネラル類も豊富に含まれています。

 

最も気になるのカロリーは、100gあたりで約500kcalにもなりますので、予想通りの高カロリー食材といってよいでしょう。

 

お金持ちの人にしかいえませんが、食べ過ぎには注意したほうがよさそうですよ!

 

 

フォアグラの効果・効能は?

フォアグラのオレイン酸は、一価の不飽和脂肪酸にあたりますので、血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らす効果があるといわれています。

 

したがって、高血圧、高コレステロール血症、動脈硬化などに効能を持ち、心筋梗塞や脳梗塞の予防、不整脈の改善にも繋がります。

 

ただし、飽和脂肪酸のパルミチン酸も多く含まれているので、摂り過ぎは逆効果になる恐れもあります。

 

あくまで適量を食べるというのが理想です。

 

 

また、フォアグラに含まれる栄養素の中でも、最も注目されるのが ビタミンAの含有量の多さです。

 

ビタミンAの効能としては、皮膚細胞の強化や粘膜の保護に優れており、免疫力向上、感染症予防などの他、目の健康維持にも優れています。

 

特に風邪をひきやすい人におすすめの成分ですね。

 

いずれにしても、ビタミン、ミネラルが充実している食材ですので、疲労回復、むくみ解消、基礎代謝の向上、貧血や骨粗鬆症の予防、美肌など、様々な効果が期待できます。

 

脂肪肝の肝臓を食べているという割には、栄養バランスが優れていることもあり、私たちの健康維持にも恩恵があるようですね。

 

 

フォアグラの栄養・妊婦さんにも有効?

フォアグラにはビタミンB群も豊富に含まれていますが、その中でも妊婦さんに欠かせないのが 「葉酸」です。

 

葉酸は、妊娠初期の胎児の成長に欠かせない成分で、この時期は細胞分裂が非常に盛んな時期になるため、葉酸不足が原因で神経管閉鎖障害などの先天性の疾患を招く危険性が高くなります。

 

 

また、銅が不足すると、たとえ鉄分が足りていても貧血になってしまうため、銅や鉄分が豊富なフォアグラは妊婦さんにもおすすめの食材といえます。

 

その他、カリウムは利尿作用によるむくみの解消に、カルシウムは骨粗鬆症の予防にも有効ですね。

 

 

ただし、高脂質でカロリーも高いということもあり、体重管理の面では注意が必要です。

 

妊娠中に頻繁に食べるような食材でもありませんので、その点は問題ないでしょう。

 

 

フォアグラを食べ過ぎると?

フォアグラはほとんどが脂質であるため、とても 高カロリーな食材だとご紹介しました。

 

また、含まれる脂肪酸も、不飽和脂肪酸だけでなく飽和脂肪酸も含まれていますので、食べ過ぎてしまうと肥満生活習慣病のリスクが高まるといえるでしょう。

 

高級食材といえど、食べる機会が多いという方は注意してくださいね。

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