数ある日本のお茶の中でも、香ばしいさとサッパリとしたあと味で人気の「玄米茶」。
苦味や渋みが少ないので、お子様からお年寄りまで幅広い世代に好まれていますね。
誰にでも飲みやすい玄米茶ですが、含まれる成分やその効果・効能には一体どのようなものがあるのでしょうか…。
比較的安価で購入できますので、健康維持やダイエットに優れた働きがあれば、強い味方になってくれそうですね。
そこで・・・玄米茶の効果・効能・副作用などについてご説明します!
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目次
そもそも玄米茶とは?
玄米茶とは、水に浸して蒸した玄米を炒り、そこに番茶や煎茶を混ぜたものです。
玄米と番茶、煎茶それぞれが、同じくらいの割合で混ぜられています。
当然、玄米の分だけ番茶や煎茶の割合が少なくなるので、カフェインの量や苦味が少なくなり、飲みやすくなっているのも大きな特徴の1つです。
何より、あの香ばしさが最大の魅力のお茶といえるでしょう。
玄米茶の効果・効能!風邪や高血圧に!
玄米茶には、ポリフェノールの一種である タンニンが豊富に含まれています。
タンニンは抗酸化作用の強い物質で、緑茶に含まれる健康成分として有名なカテキンもタンニンの一種です。
また、抗酸化作用の他にも、殺菌作用や体脂肪の低下、成人病の予防などにも効果があります。
そのため、毎日玄米茶を飲むことで風邪などの感染症の予防に繋がります。
さらに、玄米茶には、タンニンの他にもγ-オリザノール、ギャバ、葉酸、カリウムなども多く含まれており、様々な効能が期待できます。
γ-オリザノールには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
ギャバには、カリウム同様に利尿作用があり、血液中の余計な 塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあるため、むくみなどの解消や高血圧を予防する効果もあります。
葉酸には、ビタミンB6やB12と同様、動脈硬化の原因となるホモシステインを低下させる働きがあるため、様々な生活習慣病の改善に繋がります。
特に、妊婦さんが妊娠初期に葉酸不足に陥ると、胎児の体を形成するための細胞分裂に影響を与え、「神経管閉鎖障害」といった先天性異常を持つ子が生まれるリスクが高まります。
他にも、玄米茶には血糖値の上昇を防いだり、副交感神経を優位にしたりする働きがあるため、糖尿病の方やストレスが溜まって自律神経の働きが乱れている人にも優れた効能を持つお茶となっています。
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玄米茶の効果・効能!便秘解消やダイエットにも?
玄米茶には、水溶性食物繊維と 不溶性食物繊維のどちらも多く含まれています。
これによって腸内環境を改善することができ、便秘解消に効果を発揮します。
また、血圧や悪玉コレステロール値を下げる効能を持つγオリザノールやギャバも、ダイエットに効果があるとして注目を浴びています。
さらに、中性脂肪を燃焼する作用もあり、飲み続けることで痩せやすい体を作ることができることからも、玄米茶は肥満の予防にも最適なお茶といえるでしょう。
その他、ギャバにはリラックス効果があることも有名ですが、お腹が空いてイライラしている時に玄米茶を飲むことで、食べ過ぎなどの予防効果も発揮してくれます。
玄米茶に副作用はある?
玄米茶は薬ではありませんので、正確にいうと 副作用というものは存在しません。
ただし、飲み過ぎには注意が必要です。
緑茶などよりも少ないとはいえ、カフェインが含まれています。
カフェイン自体は頭の回転をよくしたり、持久力のアップにも繋がる成分なので、必ずしも体に悪いものではありません。
しかし、摂り過ぎると寝つきが悪くなったり、カフェイン中毒のような副作用に似た症状が現れることもあります。
また、カリウムやギャバには利尿作用があるため、暑い夏は飲み過ぎによって脱水症状を引き起こさないよう注意することも大切ですね。
いかがでしたか?
飲みやすくて健康維持にもダイエットにも優れた効能を持つ玄米茶…。
体調を崩すほど飲み過ぎる人もほとんどいませんので、比較的安心して飲める美味しいお茶ですね。
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