どくだみ茶の主な成分と効果効能！便秘やダイエットに！副作用は？

梅雨の頃になると、どくだみのかわいらしい花をあちこちで見かけるようになります。

どくだみは「げんのしょうこ」「せんぶり」とともに「日本三大薬草」のひとつといわれているのをご存じでしょうか？

葉を煎じて飲むどくだみ茶は、昔から民間薬として利用されてきました。

独特の香りが苦手という人もいますが、生薬名では「十薬」と呼ばれるくらい様々な効能があることでも知られています。

興味のある方は、ぜひ健康維持のために飲み始めてみてはいかがでしょうか…。

そこで・・・どくだみ茶の主な成分や効果効能、副作用などについて詳しくご説明します！

どくだみ茶に含まれる主な成分は？

どくだみは、北海道以外の日本全土に自生しており、初夏に開花を迎える多年草です。

道端や公園などでもよく見かけるポピュラーな植物といってよいでしょう。

この葉を乾燥させたり炒ったりして煎じて飲むのがどくだみ茶ですが、主な成分としてカリウム、カルシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルが豊富です。

また、どくだみ茶が体によいといわれる理由に、「クエルシトリン」や「イソクエルトリシン」といったフラボノイド類の働きがあります。

これらのフラボノイド類は、ダイエットや美容効果だけでなく、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病の予防や改善にも効果があるといわれています。

また、独特な香りは「デカノイルアセトアルデヒド」という成分によるものですが、これも殺菌・抗菌作用などがあり、私たちの体を蝕む細菌などから守ってくれるようです。

では、実際にこれらの成分にどんな効果効能があるのか、もっと詳しく見ていきましょう！

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どくだみ茶に含まれるクエルシトリンには、便秘解消に高い効果があります。

クエルシトリンには、便を軟らかくする働きがあり、腸の働きを高める効能があるのです。

また、どくだみ茶の持つ抗菌作用によって腸内に溜まった毒素を体外に排出しようとするので、さらにお通じをよくして、お腹の張りが気になる人などに有効とされています。

その他、利尿作用の強いカリウムも豊富に含まれるとあり、体内の余分な水分やナトリウム（塩分）排出してむくみを解消してくれるパワーも強力です。

このように便秘やむくみを解消し、体内のデトックス（解毒作用）をしてくれるので、健康維持効果だけでなく、ダイエット中の人にもよい効能があるというわけです。

どくだみ茶の効能として見逃せないのが美肌・美白効果です。

どくだみ茶の持つデカノイルアセドアルデヒトは、独特な臭いの元となる成分ですが、強い殺菌作用、抗菌作用があります。

これにより、ニキビなどの肌トラブルに効果が高いということがわかっています。

ただし、そういった薬草は多数あるかと思いますが、アトピー性皮膚炎やアレルギー体質の改善が期待できるものは意外と少ないように思えます。

お茶として飲むだけでなく、どくだみ成分のある石鹸や化粧水を利用し、体の外側からのケアをすることでもその効能を実感できるレベルにあるといわれているようです。

特に、入浴剤として利用することで、血行促進、保湿、抗消炎作用、新陳代謝の促進といった作用が働くため、お茶として飲むのが苦手な場合にはおすすめです。

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体にいいことだらけのどくだみ茶ですが、飲み過ぎると副作用が現れることがあります。

特に、便秘解消効果はかなり高いものがありますので、飲み過ぎてしまうと下痢をしてしまうこともあります。

ノンカフェインなので妊婦さんにもおすすめできるお茶ですが、体質によっては子宮収縮が促されることもあるため、飲み過ぎはやはり禁物です。

さらに、腎疾患のある方や、高齢者の過剰摂取も注意しましょう。

どくだみ茶に含まれるカリウムの働きにより「高カリウム血症」に陥ることが考えられます。

高カリウム血症になると、嘔吐、しびれ、脱力感、不整脈などの症状が出るだけでなく、最悪のケースでは心肺停止状態という重篤な状況を招きかねません。

腎疾患をはじめ、持病がある方や投薬を受けている方は、医師や薬剤師に相談してから飲むようにしてください。

もちろんすべての人にこのような副作用が現れるわけではありませんが、くれぐれも飲み過ぎだけには注意しましょう。

お茶として飲むだけで、健康や美容に高い効能を示すどくだみ茶。

肌荒れや体調不良が気になる時には、普段のお茶代わりとしてはじめてみるのもよいですね。

適量を守っていれば、健康維持の強い味方になってくれる存在です。