夏から秋にかけて旬を迎える「いちじく」は、女性にとって優れた栄養が豊富な果物です。
最近では食べた経験がない人も増えているようですが、甘酸っぱくてとても美味しいですよね。
また、生のものは苦手な人でも、ドライフルーツは食べやすいので好きな人も多く、一年を通して食べられる点も嬉しいですね。
「不老長寿の果物」といわれているくらいですから、ぜひその健康維持効果を体感してみましょう!
そこで・・・いちじくの栄養成分・効果・効能・カロリー・食べ方などについて、女性目線でご紹介したいと思います。
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目次
いちじくの主な栄養成分は?
いちじくに含まれる主な栄養成分としては、食物繊維の他、カリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルが豊富です。
いちじくに含まれているのは、ペクチンという水溶性の食物繊維で、特に整腸作用が高いといわれています。
お通じの調子がよくないという女性におすすめの栄養素です。
また、カリウムは体内の塩分(ナトリウム)と水分のバランスを整える働きがあり、女性に多い むくみを解消し、高血圧の予防にも繋がります。
さらに、いちじくには「フィシン」という分解酵素が含まれていて、二日酔いや消化促進に効果があります。
お酒を飲んだ後や、食べ過ぎてしまった時に取り入れるとよいですね。
他にも、果実から抽出される「ベストアルデヒト」という成分には、抗がん作用があることもわかっています。
このように、いちじくには基本となる栄養素の他に、様々な効能を発揮する成分が豊富に含まれています。
いちじくの効果・効能!女性に嬉しいのは?
美容効果の高い果物として特に女性に人気があり、有名なモデルさんなどもいちじくのドライフルーツをおやつに取り入れている人が多いといわれていますね。
いちじくにはペクチンの効能により腸内環境を正常に導く働きがあるため、不要な老廃物を体外に排出することで、お肌の調子を整えてくれるという効果も期待できます。
また、いちじくの種の部分には植物性エストロゲンが含まれています。
植物性エストロゲンは、女性ホルモンの乱れを整える働きがあるため、生理不順や生理痛の軽減、更年期障害の改善といった効果もあります。
さらに、女性の悩みとして多い鉄欠乏性貧血にも効能を示すことで知られています。
というのも、いちじくは果物の中でも特に鉄分を多く含むため、「顔色が青白い」「めまいを起こしやすい」といった女性には特に有効です。
ただし、果糖も多くカロリーも低くはないので、食べ過ぎるとダイエットには逆効果となります。
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いちじくの栄養!妊婦さんにおすすめな点は?
いちじくには女性ホルモンを整える働きがあるので、妊娠を希望する女性や妊婦さんにもおすすめの果物です。
また、妊娠初期でつわりに悩む妊婦さんには、いちじくのビタミンB6が吐き気を緩和してくれることがあります。
つわりがひどい時に処置される点滴にも、ビタミンB6が含まれているそうですよ。
また、カルシウムのほとんどは胎児に供給されるため、母体の血中カルシウム濃度が減り、骨が脆くなることがあります。
そんな時はドライフルーツをおやつとして食べるようにするとよいですね。
妊婦さんは鉄分不足やむくみなども心配されますので、いちじくの栄養成分から補うと効率もよいです。
ただし、食べ過ぎると果糖によって母体や胎児の体重が増え過ぎることもあります。
あくまで適量を摂取するように心がけましょう。
出産後の授乳期の女性にとっても、いちじくは 母乳の出を促進する効果があるため、ぜひ有効活用して下さい。
こうして見ると、本当に女性に必要な栄養素が豊富な果物ですよね…。
いちじくのドライフルーツの作り方!ダイエット効果も!
いちじくのカロリーと効果的な食べ方は?
生のいちじくのカロリーは、100gあたり54kcalととてもヘルシーです。
ただし、ドライフルーツになると水分が抜けて栄養価も高まりますが、カロリーも急上昇します。
100あたり約300kcalにもなるため、過剰摂取に注意して、ちょっとしたおやつ程度にしておきましょう。
生のいちじくは、サラダにしてオリーブオイルなどと一緒に摂取すると、果物にはない脂質も補うことができます。
くるみやアーモンドなどのナッツ類と一緒に食べるのも、良質な脂質を補給できます。
また、ドライフルーツの場合は、ヨーグルトに入れると満足感が得やすくなりますね。
ダイエットや妊娠中で体重の増加に気を付けたい場合は、果物類は夕方までに食べるようにしましょう。
朝食に食べるのが特におすすめです。
いちじくの栄養や効果・効能を紹介しました。
女性に嬉しい効能が豊富ないちじく、美味しい食べ方で綺麗になれれば一石二鳥ですね!
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