春の山菜の中でも、人気があって使い勝手のよい「わらび」。
山菜を使った炊き込みご飯やお蕎麦には欠かせない存在ですし、炒め物やお浸し、天ぷらにしてもとても美味しくいただけます。
ほろっとした苦さが、大人の味という感じでたまりませんよね。
ただし、わらびはとてもアクが強いため、食べる前にはしっかり アク抜きの処理をする必要があります。
「面倒だし、手間が掛かる」と思い込んでいる人も多いみたいですが、手順を覚えてしまえば自分で採ってきたものを簡単に調理することができますよ。
そこで・・・わらびのアク抜きについて、様々な方法をご紹介します!
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目次
わらびのアク抜き・重曹での方法!
山菜のアク抜き方法として、最も一般的なのは重曹を利用したものでしょう。
なぜよく利用されるかというと、山菜の食感を損なうことなくアク抜きをすることができるからです。
山菜採りで採ってきたわらびや生のものを購入したら、さっと汚れを洗い流して重曹を溶かしたお湯に浸けておくだけで簡単にアクを抜くことができます。
注意事項としては、使う量を間違えないことと、鍋でグツグツと煮ないことがポイントになります。
重曹は、熱湯1リットルに対して小さじ半分程度でOKです。
熱湯に溶かし入れると、炭酸がシュワシュワとしてきます。
そこにわらびを入れて、半日くらい放置しておきます。
あとは、取り出したわらびをさっと流水で洗い流してから、いろんな料理に活用できますので本当に簡単ですね。
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わらびのアク抜き・小麦粉と塩を使う方法!
重曹がない場合は、小麦粉と 塩を使う方法でアク抜きができてしまいます。
鍋にお湯を沸かし、小麦粉と塩を入れてしっかり溶かしたら、わらびを入れて2~3分茹でます。
茹でたわらびはすぐに流水に取り、30分くらい水にさらしておきましょう。
こちらは、熱湯1リットルに対し、小麦粉大さじ4、塩小さじ2が目安です。
この方法の場合、わらびを鍋に入れてから少し茹で上げるようにしますが、茹で過ぎてしまうと食感が悪くなる原因になりますので気を付けましょう。
ほんの2~3分を目安にすることが大切です。
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わらびのアク抜き・米のとぎ汁を使う方法!
身近なものを使って行う方法として、米の研ぎ汁を使ったアク抜きも有名ですね。
鍋に米の研ぎ汁を入れて沸騰させ、わらびを入れてから弱火で10分程茹でていきます。
火を止めたら、わらびを鍋に入れたまま冷めるまで放置しましょう。
研ぎ汁はなるべく濃い方がよいので、1番最初に出たものを使用するのがおすすめです。
このアク抜き方法は、他の方法より加熱時間が長いのが特徴です。
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わらびのアク抜き・灰を使う方法!
昔ながらのアク抜きの1つとして、灰を利用した方法があります。
灰を使う方法は、わらびがふにゃふにゃになって食感が悪くなるということがないため、とても美味しく食べることができますよ。
さっと洗ったわらび全体に、灰をよく揉み込んでそのまま鍋に入れます。
ここに、沸騰したお湯をわらび全体がかぶる程度入れ、そのまま一晩放置します。
一晩経てばアク抜きが完了していますので、取り出してさっと洗って灰を流しましょう。
重曹などの場合、量を入れ過ぎるとわらびが溶けて軟らかくなってしまうことがありますが、灰を使う方法はそういった失敗が少ないので、使用する灰の量は目分量で問題ありません。
わらびはきちんとアク抜きをしてから食べないと、腹痛や下痢を起こしてしまうことがあります。
いずれにしても、実際にやってみると意外と簡単ですので、好きな方法を選んで試してみてくださいね。
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