舌や口の中を噛むと、裂傷や口内炎になったりして、治るまでヒリヒリ痛むことがありますね。
うっかり噛んでしまうということは、もちろん誰にでもあることです。
ただし、舌を噛む癖が付いてしまって、無意識に行っている人もいますよね。
もしかしたら心理的ストレスなどが原因となり、影響しているのかもしれません。
口腔トラブルや細菌による炎症、さらには舌ガンなどになりかねませんので、癖を直すに越したことはありません。
そこで・・・舌を噛む癖の主な原因や直し方などについてご紹介します。
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目次
舌の先端や横などを噛む癖は無意識に行うことが多い?
特に消化器系の働きが優れない時など、体調が悪い時に舌の横などを噛んでしまうことがあります。
大抵は食事の最中か、誰かと喋っている時に起こります。
ただ、食事の時でもないのに、全くの無意識の状態で舌の先端や横などを噛む癖が付いてしまっている人も多いです。
よく見ると、舌の表面がボコボコした形をしていることもあります。
無意識ではなく、自分で気付いているのに 「甘噛み程度だから大丈夫」と思っている人もいます。
しかし、裂傷や口内炎などの原因にならなくても、舌の先端や横の部分にずっと刺激が加わるのはよくありません。
その刺激がいつか舌ガンなどの病気を招くこともあるため、原因を突き止めて改善していく必要があるでしょう。
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舌を噛む癖の原因は?心理的ストレスも影響?
舌を噛む癖の原因としては・・・
- ストレスなどの心理的要因
- 口の周りの筋肉の衰えといった身体的な要因
があります。
心理的ストレスが溜まることが原因となり、爪を噛んだり、髪の毛を抜いたりする癖を持つ人がいますね。
舌を噛む癖も同じような現象の1つです。
また、極度の緊張状態に置かれると、舌や口を動かすのが下手になり、舌を噛むことが増えるということもあります。
そして、これらはすべて無意識の内に行っていることが多いです。
また、加齢や疲労が原因となる場合もあります。
舌を動かす筋肉や顎を動かす筋肉が衰えてくると、舌を噛む癖が付いてしまうこともあります。
食事の時によく噛むようにするなどして、筋力が衰えないよう維持する必要があるでしょう。
例外として、意識的に舌の先端や横の部分を噛む癖を持つ人もいますが、早めに直すようにした方が得策ですね。
舌を噛む癖は直すべき?舌ガンなどの病気の心配は?
舌を噛むことにより、出血等の口腔トラブルを起こすことも珍しくありません。
口の中に傷があれば食事にも差し支えますので、癖になっていると感じる時は直す努力が必要になります。
舌ガンは、舌の一定の場所に刺激が加えられ、それが続くことで発症することもあります。
例えば、舌を噛む癖以外でも、銀歯の外れた尖った歯を舌で舐め続けることで腫瘍ができ、徐々に大きくなっていくというケースもあります。
必ずしも病気の原因になるとは言い切れませんが、やはり舌がボコボコするほど噛むというのは問題があります。
いずれにしても体に悪影響を及ぼす可能性のある癖は、早めに直すべきと考えておきましょう。
舌を噛む癖の直し方はどうすればいい?
もし心理的なストレスなどを抱えているのであれば、少しでも軽減できるよう対策を考えなければいけません。
会社や学校での人間関係などは特に難しい問題になりますので、家族をはじめ上司や先生などに相談してみましょう。
舌を噛む癖だけでなく、爪を噛んだりするのも、不安材料を取り除くのが一番の直し方となるでしょう。
また、睡眠や食生活などの生活習慣を改めると、ストレスを軽減させることに繋がることもあります。
規則正しい生活スタイルを身に付けるだけで、舌を噛むなどの変わった癖が直る場合もあります。
もし口の中に傷ができていれば、ビタミンを多く摂るようにして回復を促しましょう。
さらに、口の周りや顎の筋肉が衰えている場合は、日頃からしっかり咀嚼して食べることや、意識的に固いものを食事に取り入れるという工夫も必要です。
小さな子どもや年配の人は柔らかいものを食べさせてしまいがちですね。
顎や口の筋肉を鍛え、筋力を維持するためには、適度に固さのあるものを噛むことも必要になってきます。
特に子どもの場合、無意識に行っていても親が気付いてあげられるかが一番重要です。
少なくとも意識付けをしてあげるだけで、舌を噛む癖は減りますので、直すためには本人に気付かせることが大切です。
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