こむら返り 原因

こむら返り、いわゆる足がつるという状況は、誰もが一度は経験したことがあると思います。

 

特に、睡眠中などに突然ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)に有痛性の痙攣が起こり、激痛で苦しむ人も多いといわれています。

 

他にも、足の指や土踏まず、太もも、首、などにも似たような症状が出ますが、こちらは腓腹筋に起こるものではないため、また別物として区別されているようです。

 

いずれにしても、様々な原因によって強い痙攣が引き起こされますが、あまりにも頻繁に起こるようだと 「病気ではないか?」と心配になる方も多いです。

 

そこで・・・こむら返りの主な原因についてご説明します!

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目次

こむら返りの原因・睡眠中に頻繁に起こるのはなぜ?

こむら返りは睡眠中に起こりやすいといわれています。

 

ふくらはぎの筋肉がピーンと張ったような感じで激痛を伴うため、その頻度によっては睡眠を妨げられることも珍しくありません。

 

よく考えてみると、寝ている間には筋肉を休めているはずなのに、「なぜ頻繁に起こるのだろう?」と心配になる人も多く、病的な原因を感じている人も多いです。

 

 

ただし、こむら返りが起こるのは、疲労の蓄積や冷え、ミネラル不足なども挙げられており、それが夜の睡眠中に頻発する原因ではないかと考えられています。

 

夜は1日の肉体的な疲労も溜まっており、寝ている間には体温も下がって体が冷えやすいため、昼間よりも起こりやすい特徴があります。

 

 

また、睡眠中はコップ1杯の汗をかくともいわれているため、それに伴い体の中のミネラルがバランスを欠き、それが痙攣となって現れていることも多いようです。

 

さらに、体を横にしているとふくらはぎの筋肉が伸びた状態になるため、寝返りなどのちょっとした動きが筋肉の収縮のきっかけとなり、引き起こされることもあります。

 

 

こむら返りの原因・妊婦さんに多いのはなぜ?

こむら返りは、 妊婦さんのほとんどが悩まされるマイナートラブルの1つです。

 

妊娠中は赤ちゃんに優先して栄養が送られるため、母体はビタミンやカルシウムをはじめとするミネラルが不足しがちになります。

 

すると、体内の電解質のバランスが崩れることが原因となり、こむら返りを起こしやすくなります。

 

 

加えて、妊娠するとお腹が大きくなることで血管などが圧迫され、血流も滞りがちになり、 必要な栄養分が下半身に行き届きにくくなります。

 

もちろん、体重が増加した分、足への負担も増えてしまうので、疲労が溜まって痙攣を起こすことも珍しくありません。

 

 

バランスの取れた食生活を実践したり、適度に体を動かしたりすることで、特に下半身の血流がよくなり、足の疲労が軽減され筋肉が鍛えられるため予防に繋がるようです。

 

また、寝る前にはマッサージをして足の血流を促すと、睡眠中のこむら返りを防ぐことができます。

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こむら返りの原因・カリウムなどのミネラルや水分と関係がある?

体内のカリウムやカルシウムといったミネラルが不足すると、前述した通り、電解質のバランスが崩れてしまいます。

 

ミネラルには筋肉を収縮させるなどの信号を、神経を通じて脳に伝達する働きがあります。

 

もちろん、脳からの筋肉への伝達にも大きく関与しています。

 

ですから、電解質のバランスを崩すことが原因で、こむら返りの頻度が高まることがあります。

 

 

体の冷えも大きく影響するため、冬に多いトラブルの1つでもありますが、夏は汗で水分を失ったり、利尿作用の強いカリウムによる水分や塩分などの排泄量も増える傾向にあります。

 

つまり、冷たいものばかり欲しがって、食欲不振に陥りやすい暑い時期も要注意となります。
 
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病気の可能性もある?

健康な人でも足がつる経験をすることはよくありますが、なかには病気が原因でこむら返りが頻繁に起こっている可能性もあります。

 

糖尿病、椎間板ヘルニア、腎疾患、肝硬変、甲状腺の異常などが原因になることがあります。

 

睡眠中に頻繁に襲われるという方は、病気の可能性も考慮して一度医療機関を受診するのがベストです。

 

また、これらの病気を持っている方は、医師と連携して予防策を打ち出すことも必要ですね。

 

 

体に起こる症状としては、珍しくもないこむら返り…。

 

ただし、生活習慣なども影響している可能性も大きいため、食生活や生活リズムなどを見直してみると改善されるかもしれませんね。

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