子どもの頃、顔や手足に“ はたけ”と呼ばれる、白い斑点のようなシミができたことはありませんでしたか?
はたけは子どもに多い皮膚病といわれていますが、実は大人でもできることがあります。
ストレスや血行不良など、大人でもはたけができてしまう原因をいろいろと抱えているようです。
見た目にも影響するので、特に女性は気になりますね。
そこで・・・大人にもできる皮膚病はたけの症状・原因・治療についてご説明します。
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目次
大人の皮膚病・はたけの症状とできやすい部位は?
様々ある皮膚病の中で、「はたけ」といわれてもピンと来ない人も多いかもしれませんね。
はたけの正式名称は「顔面単純性粃糠疹(がんめんたんじゅんせいひこうしん)」といい、主に子どもがかかる病気だと思われています。
しかし、最近では大人でも発症するケースがあり、その症状で悩んでいる人も増えているようです。
特に顔にできやすいので「顔はたけ」と呼ばれることもありますが、顔以外の手足などにできやすい皮膚病です。
気になる症状としては、10円玉くらいの大きさの白い斑点ができることです。
何らかの影響で、皮膚の一部分だけの色素が薄くなってしまい、斑点のように見えてしまうのが特徴です。
大人の場合もかゆみや痛みといった不快な症状はほとんどありませんが、顔などにできると見た目に大きく影響しますので、悩んでしまう人も多いようです。
もし、痛みやかゆみを伴う時は、虫刺されなどの影響やアレルギーなどが疑われ、はたけとは異なる可能性があります。
また、似たような皮膚病に「乾癬(かんせん)」「尋常性白斑」などもあるため、一度皮膚科を受診しておくことが大切ですね。
大人の皮膚病・はたけの原因とは?
はたけに罹ってしまう原因ははっきりとは分かっていないようですが、大人の場合は 季節の変わり目にできやすいともいわれています。
このことから、空気や皮膚の「乾燥」が影響しているのではないかと考えられています。
また、夏よりも冬の方がはたけができやすいため、冷えによる皮膚の血行不良も原因の1つではないかと考えられます。
その他、ストレスが自律神経を乱して血行不良を起こすため、一因となっているようです。
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大人の皮膚病・はたけの治療法は?皮膚科に行くべき?
大人のはたけにも、痛みやかゆみなどの症状は出ないため、基本的には自然治癒を目指すことになります。
乾燥が原因となっている可能性があるため、治療法としては肌の保湿などのケアをしっかり行うことが大切です。
患部の周りの保湿を続けることで治りやすくなり、また、新たな患部を作らずに済むでしょう。
はたけができた部分は周りの肌と色素量が異なるため、完全に治るまではそれなりに時間が必要です。
焦らず、時間をかけて治療することで、ほとんどの場合目立たなくなるまで治癒します。
また、前述した通り、はたけに似た皮膚病もありますので、自己判断せずに皮膚科で診断を仰いだり、処方される薬を使用してみるのもよいでしょう。
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大人のはたけに有効な薬!オロナインも効く?
はたけ自体は、痛みやかゆみがあるわけではないので、特別な薬はありません。
皮膚疾患によく使われる「オロナイン軟膏」は治療に使用している人も多いようです。
というのも、効能の欄に「はたけ」と書かれているからです。
油脂分が肌を保湿してくれるので、一定の効果はあるようですが、やはり完治するまでには時間がかかります。
長ければ半年くらい、目立たなくなるまでに時間を要することもあります。
気にし過ぎるとストレスになるので、難しいかもしれませんが、なるべく気にしないということも重要です。
大人のはたけについてご紹介しました。
1度経験している人は、日頃から保湿などのケアをしておくことで予防に繋がります。
特に、季節の変わり目や乾燥の強い冬には気を付けましょう!
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