料理の薬味や付け合わせに利用される大根おろし。
魚の塩焼きなどには欠かせませんね。
ハンバーグやとんかつなどの肉料理や、パスタやうどんといった麺類など幅広い料理に使われています。
ポン酢と組み合わせて活用している人も多いですね。
そんな大根おろしですが、どんな栄養素を含んでいて、どんな効果・効能があるのかご存知でしょうか?
体によいことはなんとなく知っていても、はっきり知らないという人も多いようです。
そこで・・・大根おろしの主な栄養成分と効果・効能・カロリーについてご説明します。
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目次
大根おろしの主な栄養成分とカロリーは?
もともと大根には、 ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養成分が豊富です。
また、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼ(ジアスターゼ)などの消化酵素も目立ちます。
ビタミンCをしっかり摂取するには、食べる直前に皮ごと大根おろしにするのがベストです。
ビタミンCや消化酵素は熱に弱い特徴があるため、なるべく生で食べるのがおすすめです。
さらに、大根をおろすことにより、「イソチオシアネート」という辛味成分が引き立ってきます。
イソチオシアネートはただ辛いだけでなく、様々な効能がある成分といわれています。
カロリーは100g食べても約18kcalですので、あまり気にする必要はなさそうですね。
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大根おろしの効果・効能!胃痛や風邪、便秘、ダイエットに!
大根おろしには消化を助ける働きがあるため、胃痛がある人でも食べやすい食材です。
特に、タンパク質分解酵素のプロテアーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼ、デンプン分解酵素のアミラーゼが働くことにより、様々な食材の消化・吸収をサポートする効果があります。
それにより食欲増進作用も期待できます。
大根おろしには、他にも・・・
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- ビタミンC:風邪予防、美肌効果
- カリウム:血圧抑制作用、むくみ防止
- 食物繊維:整腸作用、便秘解消
などの効能が期待できます。
さらに、辛味成分のイソチオシアネートには「抗酸化作用」「殺菌作用」「解毒作用」「抗炎症作用」などの効果があります。
特に、抗酸化作用による効能は大きく、「動脈硬化や肥満に始まる生活習慣病」「発ガン」「肌のシミ、シワ、たるみ」などを改善するアンチエイジング(抗加齢)に優れています。
また、殺菌作用や解毒作用があるため、食中毒の防止にも繋がります。
大根はすりおろして生で食べた方が、様々な効能が期待できそうです。
大根の葉の栄養成分と効果・効能!緑黄色野菜なの?
さんまの塩焼きなどに大根おろしを添える理由は?
前述した通り、大根に含まれる消化酵素には、胃腸の働きを助ける作用があります。
ですので、脂が乗ったさんまの塩焼きに大根おろしを添えると、消化・吸収の面でサポートしてくれます。
さんまの内臓などには寄生虫もいますので、イソチオシアネートの殺菌・解毒作用なども役立ちます。
魚の塩焼き全般として、理にかなっているといえます。
また、とんかつなどに添える場合も同様に、特に脂質やタンパク質に対する分解酵素が効果を発揮します。
揚げ物も大根おろしと一緒に食べると、胃もたれなどを起こしにくくなります。
ただし、しらすとの相性はよくありません。
しらすに含まれるアミノ酸のリジンは、大根によって吸収が阻害されてしまうので、一緒に食べないようにしましょう。
大根おろしの栄養と妊婦さんとの相性は?
大根おろしには、便秘やむくみの解消など 妊娠中の女性にも嬉しい効能があります。
妊婦さんとの相性もよい食材といえます。
ただし、食べ過ぎは注意が必要です。
大根おろしは水分が多いため、生でたくさん食べるとお腹が冷えてしまいます。
妊婦さんに冷えは大敵ですので、あまり食べ過ぎないように注意してくださいね。
また、つわりで食欲がない時などには、取り入れてみるのもよさそうです。
その他、大根の栄養成分が凝縮された切り干し大根を取り入れてみるのもおすすめです。
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