春には様々な山菜が登場しますが、たらの芽が大好きな人も多いと思います。
カリッとした天ぷらはもちろん人気が高いですが、シンプルなごま和えなどでもご飯に合いますね。
山菜類全般として、アク抜きなどの下処理が面倒だと感じる人も多いようですが、コツさえ覚えてしまえばそんなに難しくありませんよ。
居酒屋さんなどで食べることはあっても、自宅で調理することはほとんどないという方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
そこで・・・たらの芽の下処理について、アク抜きの方法を中心にご紹介します!
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目次
たらの芽の旬の時期はいつ?調理前の保存方法は?
たらの芽は、3~4月が旬の山菜です。
芽のつぼみが開いてから大きく伸び過ぎてしまうと、えぐみが強くなり食べにくくなります。
3~5cmくらいの頃が、アクが少なくて食べやすい時期です。
たらの芽はあまり保存が利かないため、山菜採りで入手したりスーパーなどで買って来たりしたら、なるべく新鮮なうちに使い切りましょう。
食べ切れなくてどうしても保存しておきたい場合は、新聞紙に包んでその上からビニール袋などをかぶせ、野菜室で保存しましょう。
この場合も2~3日以内には使い切ってください。
これより長くなるという場合は、下処理や調理をした上で冷蔵・冷凍保存をするようにします。
ある意味、採ってきた日が最も旬の時期といえますので、早めに食べるに越したことはありません。
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たらの芽の下処理・アク抜きの方法やとげはどうする?
たらの芽を調理する際は、よく水洗いをしてから下処理をします。
まず、根元の最も下の部分の「はかま」という部分を、手や包丁を使って取り外します。
その際、硬い茎の部分も包丁でカットしておきましょう。
あとは、もう一度水洗いをしてからアク抜きをしていきますが、大きいサイズのものは軟らかくなった根元に包丁を入れて、2つくらいに割いてしまうと食べやすくなります。
アク抜きの方法は、2%の塩水(1ℓに対して塩20g)を沸騰させ、2~3分程湯がきます。
茹で上げたらすぐに冷水にとり、しばらくさらしておきましょう。
小さいたらの芽ほどアクが少ないので、さっと湯通しした程度でも食べることができます。
大きいものはしっかりと茹でてから水にさらすことで、アク抜きが完了します。
また、山で採取したたらの芽には根元のところに「とげ」が付いていることがあります。
天ぷらにする場合は無理に外す必要もありませんが、気になる人は包丁を使って削ぎ落としてくださいね。
下処理はこれだけですので、意外と簡単ですよね。
たらの芽の下処理・天ぷらの作り方や揚げ時間は?
たらの芽を天ぷらにする場合は、アク抜きは不要です。
水洗いをした後、はかまを外して硬い皮や茎をカットするだけで下処理も終わりですが、大きいサイズのものは根元に包丁を入れて割いておきましょう。
あとは天ぷら衣を付けて揚げていきます。
揚げ時間は大体2~3分、衣が黄金色になれば完成です。
お好みで 塩、抹茶塩、天つゆ、大根おろしなどと一緒に食べます。
油で揚げると、たらの芽のアクがコクに変身して美味しく食べることができるため、人気の逸品です。
また、アク抜きをしない分、栄養分もしっかり摂取できるため、天ぷらは理に適った食べ方なのです。
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たらの芽の美味しい食べ方!
下処理をしたたらの芽は、いろんな食べ方ができますよ。
シンプルに、ポン酢をかけただけのお浸しや、砂糖、醤油、すりごまと合わせたごま和えも美味しいです。
鷹の爪、にんにくと一緒に炒めたたらの芽にパスタを合わせると、たらの芽のペペロンチーノが完成します。
ほろっと苦く、春の味わいを感じさせるパスタになりますよ。
さっと下茹でしたものにベーコンやハムを巻くと、お酒のおつまみにもピッタリです。
意外とチーズとも相性がいいので、チーズをのせて焼くのもいいですね。
たらの芽の下処理や、美味しい食べ方を紹介しました。
旬の時期しか味わえないので、ぜひ春には満喫しましょう!
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