ナガノパープル 栄養 特徴

スーパーの果物売り場を見ていると、同じぶどうでも様々な品種がありますよね。

 

昔は巨峰、マスカット、デラウェアくらいだったような気がしますが、今では聞き慣れないような種類のものがたくさん並んでいます。

 

最近よく耳にするようになった「ナガノパープル」もその1つです。

 

見た目は巨峰に似ているように思えますが、どんな違いがあるのでしょうか…。

 

また、味はもちろんのこと、糖度やカロリーなど栄養学的な情報も気になりますよね。

 

そこで・・・ナガノパープルの特徴や栄養についてご説明します。

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目次

ナガノパープルの特徴

ナガノパープルは名前に「ナガノ」と付いている通り、 長野県須坂市で誕生したぶどうです。

 

長野県オリジナルの品種なので、現在は長野県内のみでしか栽培することが出来ません。

 

 

「巨峰」「リザマート」という品種を交配し、2004年に品種登録された比較的新しいぶどうです。

 

巨峰を掛け合わせているので、味も巨峰に似ているのが特徴です。

 

ただし、ナガノパープルの最大の特徴は、皮ごと食べられることです。

 

皮がかなり薄いので、そのまま食べても気にならないのです。

 

 

さらに、果肉の中にはもありません。

 

近年、種なしで皮ごと食べられる品種が増えているぶどうですが、長野パープルはその中でも最高峰と呼べるような美味しさを誇っていることは間違いありません。

 

個人的見解ですが、白系ではシャインマスカット、黒系ではナガノパープルが一番の注目株です。
 
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ナガノパープルの主な栄養成分と糖度・カロリーは?

ナガノパープルで注目したい栄養成分は、 ポリフェノール、ブドウ糖、果糖、各種ミネラルなどです。

 

これは巨峰などといった他のぶどうも同じです。

 

ただし、ポリフェノールの多くは皮に含まれているため、皮ごと食べられる大粒のぶどうであれば摂取量も大きく異なってきます。

 

 

ナガノパープルに豊富に含まれるポリフェノールといえば、紫系の色素であるアントシアニンの他、レスベラトロールという成分があります。

 

アントシアニンはブルーベリーなどでも有名ですが、レスベラトロールも1房で赤ワイン1本分ほど摂取できる貴重な抗酸化物質なので、アンチエイジングには持って来いです。

 

 

また、一般的に表示されている糖度は 18~21%となっています。

 

桃は13%、リンゴが13~16%なのでかなりの甘さがありますが、後味がスッキリしているのもナガノパープルの魅力の1つです。

 

 

その他、一般的なぶどうのカロリーは100gあたり約59kcalです。

 

とはいえ、糖度によっても随分異なりますので、具体的な数字を出すのは難しいようです。
 
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ナガノパープルの効果・効能は?

ポリフェノールといえば、やはり アンチエイジング効果が魅力です。

 

非常に抗酸化作用が強いため、ストレスなどにより大量発生する活性酸素を抑制し、動脈硬化をはじめとして起こる生活習慣病の改善に繋がります。

 

今や、死亡率の高いガンも老化現象の1つといわれるくらいですから、抗酸化物質を積極的に摂り入れることは老化防止には欠かせません。

 

 

女性の場合は特に、 お肌のシミ、シワ、たるみなどの予防効果も高いため、アンチエイジングという言葉に敏感になっている人も多いことでしょう。

 

ナガノパープルが流通する秋は、夏の紫外線で体もお肌も疲労が溜まっていますので、果糖の疲労回復効果と共にそれを癒す存在になってくれそうですね。

 

 

個人的には、ナガノパープルは「長野県の至宝」と思えるほどの高級ぶどうですが、手に入る機会があればその効果・効能を意識しながらいただいてみてはいかがでしょうか。

 

長野県産フルーツのブランド力、山梨県と並び「恐るべし!」ですね。

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