ニット チクチク

ニットのセーターなどを着ていると、体が妙にチクチクすることがありますよね。

 

痒みなども現れてきて、特にタートルネックなどの場合は困りますよね。

 

お気に入りのものなのに着心地が悪いと、タンスの奥に追いやられてしまうことになります。

 

いわゆる「お蔵入り」というヤツですね。

 

たとえ、チクチクしやすい素材であったとしても、何らかの解消法や対策はないのでしょうか…。

 

そこで・・・ニットでチクチクする・しない素材についてご説明します!

 

セーターやニット帽などを買う時の参考にしてみてください。

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目次

ニットでチクチクする素材は?

なんとなく、 「アクリルなど化学繊維の方がよくないのかな?」というイメージがあるかもしれませんね。

 

ですが、実際はウール(羊毛)の方がチクチクしやすい素材です。

 

ちょっと意外かも知れませんね。

 

ニットなどにした場合、30ミクロン以上の太い繊維が全体の5%以上あると、チクチクしやすいといわれています。

 

ウールは天然の素材(動物性繊維)なので多めになってしまうようです。

 

ただし、ウールはすべてダメという訳でもなく、メリノ種など高級な素材は繊維が細く大丈夫のようです。

 

 

また、天然素材でもカシミヤは繊維が細いため、ウールよりも柔らかく気になりにくいですよ。

 

アルパカも同じ動物性繊維ですが、古くから加工用に品種改良を重ねてきたという歴史があります。

 

「ワカイヤ」と呼ばれるタイプはシルクのような肌触りをしており、「スリ」はふわふわとした肌触りが特徴です。

 

アンゴラウサギから採取する「モヘヤ」という素材も、基本的には上品な柔らかさと保温性が特徴とされています。

 

したがって、動物性繊維の場合、ウール以外はあまりチクチクする素材はないと考えておいてよいでしょう。
 
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ニットでチクチクしない素材は?

アクリルやナイロン、ポリエステルなどの化学繊維は、あまりチクチクしない素材といえます。

 

特に、アクリルはニット製品にはよく使用されていますね。

 

他にもプロミックス、アセテートなどの半合成繊維、キュプラ、レーヨンなどの再生繊維も大丈夫です。

 

ただし、合成繊維の場合、アトピーなどを持っている方だと薬品の影響で痒みが出てしまうケースもあります。

 

決して化学繊維の方が肌によいということではないため、注意が必要です。

 

また、温かさもウールやカシミヤなどには劣ってしまいます。
 
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チクチクする素材の解消法や対策はある?

お気に入りのニットがどうしてもチクチクするという場合、解消法としてまず一度 洗濯してみましょう。

 

買ったばかりのニットの方がチクチクしやすいという特徴もあるため、効果も期待できます。

 

ウールなどは柔軟剤を入れると毛先が柔らかくなり、ふっくら仕上がるため少し肌触りもよくなります。

 

 

また、直接肌に触れないようにするというのも簡単な対策になります。

 

素肌ではなく、インナーの上から着るようにしましょう。

 

インナーは直接体に触れるので、天然素材でもキメの細かいシルクコットンがおすすめです。

 

ただし、汗をかくと刺激に敏感になるので、厚着しすぎるのはNGです。

 

 

また、肌が乾燥しているとちょっとした摩擦も刺激になり、チクチクするように感じやすいです。

 

これは乾燥肌や敏感肌と呼ばれる人と仕組みは同じです。

 

ニットを着る前はボディクリームなどで保湿するというのもよい対策となるでしょう。

 

お気に入りのニット製品を十分活用するためにも、覚えておいて損はないですね。

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