おせち料理などにも利用される穴の開いたレンコン。
10月~3月頃が旬とされ、きんぴらやちらし寿司などの具材としても人気があります。
そんなレンコンですが、干しことで旨味が凝縮されて深い味わいになり、もっちりとした独特の食感が楽しめす。
乾燥レンコンを作っておけば、保存も効きますし、少しずつでも使うことができるのでとても便利ですよ。
もちろん栄養もギュッと凝縮されるため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか…。
そこで・・・乾燥レンコンの作り方や戻し方、美味しい食べ方などを中心にご紹介します!
Sponsored Link
目次
乾燥レンコンの作り方
まずはレンコンをサッと水洗いしてカットしていきます。
厚めの「輪切り」と、薄めの「細切り」がおすすめです。
煮物にもきんぴらにも使えるように、2通り用意しておくとよいですね。
では早速、乾燥レンコン作り方をご説明します。
厚めの輪切りの方は、皮を剥いて5mm程の厚さにスライスします。
薄めの細切りの方は、皮付きのまま長さ5cm程、縦に3mm程の厚さに切ってください。
一度作ってみて、お好みの厚さに調節するのもよいでしょう。
レンコンは変色しやすいので、切ったらサッと水にさらし、表面の水分をペーパータオルなどで拭き取ってから天日干しにします。
果物や野菜干し専用のネットがあれば便利ですが、ざるなどに重ならないように並べて干しても十分です。
干す日数は・・・
細切り:2日
を目安にします。
乾燥レンコンの作り方でポイントとなるのが、日の当たる場所でカラカラになるまで干すことです。
水分が残っているとカビが生えやすくなるため、ときどき裏返しながらしっかり乾燥させてください。
特に厚めの輪切りは時間の経過とともに黒ずみやすいため、 よく晴れて風のある日から干し始めるのがベストです。
もちろん、黒くなっても味は変わりませんので美味しくいただくことができます。
干し上がったら乾燥レンコンの完成です。
乾燥レンコンの戻し方
料理に利用する際の戻し方をご紹介します。
輪切りの場合は、洗って10分程水に浸けておき、ざるにあげたら熱湯で2~3分湯がいてください。
また、細切りの場合は、サッと洗って5分程水に浸けておくと戻ります。
薄くカットしていますので、そのまま使っても問題はありません。
どちらも使用する場合は、水気を切ってから調理してくださいね。
乾燥レンコンの美味しい食べ方
輪切りにしたものは、筑前煮などの煮物、天ぷら、カレーの具材にしても美味しくいただけます。
厚みを調節しておけば、そのまま素揚げにしてレンコンチップスもできますね。
細切りにしたものは、 きんぴら、ちらし寿司、小さくカットして炊き込みご飯に入れるのもおすすめです。
お好みの大きさにカットして酢漬けや醤油漬けにしておけば、常備菜として大活躍します。
また、レンコン茶としていただくこともできます。
輪切りのレンコンを鍋で煮出してもよいですし、急須に入れてそのまま熱湯を注げば完成です。
花粉症やアレルギー対策になりますよ。
Sponsored Link
乾燥レンコンの栄養
もともと栄養価の高いレンコンですが、乾燥レンコンにすることで水分が無くなり、栄養素をギュッと凝縮することができます。
まず、食物繊維が豊富なので、便秘の解消に役立ちます。
野菜には珍しくビタミンB12を含んでいるため、肝臓の機能を助けたり、貧血予防にも効果的です。
乾燥させても独特の粘り成分であるムチンは健在で、粘膜や肌を潤す効果があるため、 乾燥肌や肌荒れでお悩みの方にもおすすめです。
また、豊富に含まれているタンニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用による老化防止や生活習慣病の予防効果も期待できます。
タンニンには消炎止血作用もあるため、胃・十二指腸潰瘍の予防にも有効な栄養素です。
乾燥たけのこの作り方と戻し方!調理への使い方や保存法と期間!
 
保存方法と期間は?
乾燥ごぼうはその厚みによって保存期間が変わります。
保存方法としては輪切りも細切りも常温でOKです。
細切り:3ヶ月
くらいは長持ちします。
密閉できるタッパーやビニール袋などに乾燥剤と一緒に入れておくと、さらに長持ちします。
半年程度保存したい場合は、乾燥したものを冷凍しておくとよいですね。
カビを寄せ付けない対策をしておくことが一番大切です。
旨味も栄養価も保存性もアップする乾燥レンコン。
ぜひ家庭で作ってみることをおすすめします。
Sponsored Link